モモチョッキリ, Rhynchites heros Roelofs,
コウチュウ目 (Coleoptera), オトシブミ科 (Attelabidae)
形態・生態
加害部位 |
幼果、若枝、花柄 |
加害形態 |
成虫 |
発生回数・時期 |
年1回、成虫は開花初期に出現、幼果に産卵後果柄に孔を開ける、幼虫は幼果を食害後脱出し土中で繭室を形成 |
越冬形態 |
成虫、蛹(蛹化後すぐに羽化する個体と春に羽化する個体とがある) |
形態 |
成虫体長 10 mm、卵長径 0.6 mmの卵形 |
分布 |
九州以北 |
・成虫は5月下旬〜6月上旬に現れ、幼果を食害
・少し大きくなった果実に産卵する、産卵された果実は
柄の所が折られて、樹にぶら下がる
被害
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産卵痕 |
産卵被害 |
幼果の被害はハマキムシ類幼虫による食害に似るが,ハマキムシ類幼虫が大き
く食害するのに対し,モモチョッキリゾウムシの食害面積は深さに対して小さい
防除
・卵・幼虫・蛹と薬剤による防除できず、成虫の時に防除する
・防除時期は5月下旬のハマキムシ類との同時防除か、6月
に入ってからキンモンホソガやモモシンクイガと同時に行う
・摘果前に発生が認められたら被害果実を除去し、被害を軽減できる
・防除剤: 有機リン剤やネオニコチノイド剤など
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