アグリ・ゲノム研究の総合的な推進 [(旧)食料供給力向上のためのグリーンテクノ計画] ― イネゲノム研究 ―
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イネ・ゲノムの重要形質関連遺伝子の機能解明(〜平成19年度)
(略称:重要形質、IP) |
論文(2008/10/16)
重要形質(IP2002)の研究成果が Plant Biotechnology 誌に発表されました。
[Plant Biotechnology 25(5):465-471 (2008)]
名古屋大学、他
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受賞(2008/01/21)
重要形質の課題担当者が平成19年度の日本学術振興会賞を受賞しました。
受賞者の担当課題番号、氏名、所属および受賞対象成果は下記の通りです。
・重要形質 IP1003: 芦苅基行(名古屋大学)
「イネの生産性向上に関与する遺伝子の同定と優良新品種の作出」
・重要形質 IP5003: 藤原徹(東京大学)
「植物におけるホウ素輸送体の発見」
[第4回(平成19年度)日本学術振興会賞受賞者一覧]
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本プロジェクトでは、これまでのイネゲノム研究プロジェクトにおいて蓄積されてきた、いろいろなイネゲノムに関する情報や手法を用いて、作物としてのイネの重要な形質に関与する遺伝子の単離および機能解析を行うことにより、その形質を支えている分子機構を解明することを目指しています。さらに、この分子機構の理解に立脚して、その機構の一部もしくは全部を改変することにより、作物としてのイネの特性をさらに向上させることも目指して研究を行っています。
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1.達成目標
(1) イネの重要形質に関連する遺伝子やタンパク質を探索しその機能を明らかにし、重要形質発現のメカニズムを解明する。
(2) 重要形質の発現機構に関する理解をもとに、人為的に機能を改変した遺伝子をイネ内に形質転換することにより、より付加価値の高いイネを作出する。
2.研究目的
イネの重要形質の発現メカニズムを解明するとともに、これをもとに、人為的に機能を改変した遺伝子をイネ内に形質転換してより付加価値の高いイネを作出する。
3.研究内容
これまでイネゲノムプロジェクトで開発された全ての研究ツール、 すなわち、塩基配列情報、完全長cDNA、マイクロアレイ解析、プロテオーム解析、糖鎖解析、メタボローム解析等を用いて、イネの重要形質の機能解明に取り組み、関連する遺伝子の単離のみならず、応用につなげられるだけのメカニズム全容の高度な理解やその応用を目指す。
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