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JA農業倉庫担当者研修会で講師を担当

2018.02.20 宮ノ下明大

 

2018年2月13日にJA北つくば(茨城県筑西市)で行われたJA農業倉庫担当部課長および担当者研修会に参加し、「米穀乾燥・調製・貯蔵施設での「5S+One」を導入したコクゾウムシの発生管理の考え方」というタイトルで講師を務めました。私達が新しく作成したパンフレットを用いて、約100名の参加者に説明しました。

5S+Oneのイラスト
5S+Oneのイラスト

「5S+One」の5Sは、整理、整頓、清掃、清潔、習慣を、Oneは、トラップを示しています。コクゾウムシの大量発生を防ぐために、定期的に清掃を行い、餌となる「こぼれ米」を取り除き(5S)、その効果をトラップに捕獲されたコクゾウムシの数を目安に把握します(One)。さらに、コクゾウムシが徘徊する春季(4、5月)と秋季(10、11月)には、移動するコクゾウムシを狙いトラップで捕獲すること(One)で、その数を抑えるという発生管理の考え方です。コクゾウムシが発生した後で対応するのではなく、日頃から発生数を少なく抑える管理が望まれます。

現在は越冬時期で目立たないコクゾウムシですが、4月頃になると活動を開始します。今回のパンフレット説明が、事前に対策を考える良い機会になればいいと思いました。

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更新日:2019年02月19日