支援制度について
農環研ワーク・ライフバランス促進支援は、3つの柱で構成されます。
- キャリア形成・研究力向上のための支援
- 出産・育児・介護との両立支援
- 次世代育成支援
この3つの柱を中心に、様々な支援メニューを実施することで、女性研究職員のワーク・ライフバランスの向上やキャリアアップを手助けするだけでなく、これに関連する所内若手研究職員・ポスドクのキャリアアップも同時に目指します。この双方向のキャリア形成を実現することで、女性研究者の増加や職場環境の改善、ひいては研究の発展が見込まれます。具体的な支援メニューについては以下にご説明いたします。
I.キャリア形成・研究力向上のための支援
海外で開催される国際学会参加を援助したり英語論文を作成する際の英文校閲料を支援する国際経験蓄積プログラム、海外の第一線で活躍する女性研究者をお招きしてワーク・ライフバランスについて講演して頂くロールモデル講演会、所内研究職員の有志が先輩研究者としてメンタリングを行うメンター制度などを実施しています。女性ポスドクや若手女性研究者の研究実践力の向上と、中堅女性研究者の指導力やメンターとしての資質の向上等の総合的な研究力の養成を図っています。
II. 出産・育児・介護との両立支援
育児・介護などに関わる女性研究者の研究活動を補助するため支援研究員を雇用しています。また、メンタルヘルスの専門家(専門カウンセラー)とライフイベントの専門家(助産院院長)それぞれによる相談窓口を設置しています。さらに、グループウェア上での情報窓口を運営して、両立に関する悩みや情報の共有を図り、意識改革や制度見直しの提言を行っています。
III. 次世代育成支援
女子学生の裾野拡大を図ると共に、女性研究者のサイエンスコミュニケーション能力を向上させるため、出前授業やサイエンスカフェなどのアウトリーチ活動を実施しています。