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バラ
バラは、わが国では年間約2.7億本(2015年)の切り花が生産され、切り花の品目別産出額ではキク、ユリに続いて第3位に位置付けられる重要な花きです。世界的にみても、キク、カーネーションと並んで生産量の多い、主要な花きの一つとなっています。
バラはバラ科バラ属に属しており、バラ属には100種余りの野生種が存在し、北半球の温帯、特にアジアに自生しています。バラは西洋的なイメージが強いですが、現代バラの成立には、アジアに自生する野生種が重要な役割を果たしており、四季咲き性は中国に自生するコウシンバラ(Rosa chinensis)に由来するものです。また、日本に自生するノイバラ(R. multiflora)はフロリバンダ系の重要な祖先種です。
日本に自生する野生種には、そのほかにもテリハノイバラ(R. wichuraiana)、オオタカネバラ(R. acicularis)、サンショウバラ(R. hirtula)、ハマナス(R. rugosa)等があります。
野菜花き研究部門(前身の野菜茶業試験場時代)では、1990年に北海道においてハマナスの遺伝資源探索を行い、そこで収集した素材を元に、これまでにないクッション状樹形のハマナ スを育成しました。
詳しくは以下をご覧下さい。

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