縮小 標準 拡大
バイオ燃料変換技術研究開発

農研機構
バイオマス研究センター
食品総合研究所

お役立ち(Q&A)


Q

バイオ燃料ってどうやって作るのですか?


A

直接燃焼させる方法の他、熱化学的変換(ガス化、熱分解、液化)や生物化学的変換(発酵)により作る方法があります。
バイオマスのかなりはグルコース分子が繋がったセルロースやデンプンが主たる成分です。後者は簡単にグルコースに分解され食糧利用がありますが前者は容易に分解できず多様な開発が100年以上前から取り組まれてきました。熱分解により水素や一酸化炭素に分解しこれからメタノールに変換することも可能になりつつあります。植物の油脂を利用するディーゼル油の開発も進んでいます。
さらにはセルロースは硫酸や酵素で構成単位のグルコースに分解する事が可能ですが、分解が進みすぎたり、酵素の反応速度が遅すぎたり、商業生産に適うレベルになっていません。コストならびにエネルギー目標を満足する技術開発が急がれています。