お役立ち(Q&A)
Q
世界ではどのくらいバイオ燃料が作られていますか?
A
バイオマスの燃料利用としては、直接燃焼やガス化、液体燃料化など様々な方法がありますが、現在世界で熱心に取り組まれているのは、液体燃料化して化石燃料の代替燃料にしようという試みです。主なものとして、ガソリンの代替となるバイオエタノールと、軽油の代替となるバイオディーゼル燃料が挙げられます。その内訳は約9割強がバイオエタノール、残りがバイオディーゼル燃料となっています。
2005年時点で、バイオエタノールは、世界で約4500万kL生産されており、上位3国の内訳は、 「アメリカ(1621万kL)、ブラジル(1602万kL)、中国(380万kL)となっています。
一方、バイオディーゼル燃料については、欧州で生産が盛んであり、全生産量の約9割程度を占めます。2007年時点での上位3国は、ドイツ(289万トン)、アメリカ(151万トン)、フランス(87万トン)となっています。
参考:[1]外務省 外交青書2007第2章 第3節P.72
[2]NEDO海外レポート No.1026 P.3