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バイオ燃料変換技術研究開発

農研機構
バイオマス研究センター
食品総合研究所

平成19年度 研究成果報告

稲わら変換総合技術の開発

(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)・バイオ研究グループ
(独)産業技術総合研究所(AIST)・バイオマス研究センター

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概要

バイオマスからエタノールを生産して燃料として利用することは、炭酸ガス排出量の削減に繋がり、地球温暖化防止に有効です。特に、食料や飼料等の原料と競合しない稲わらからエタノールを生産することには重要な意義があります。
現状では、その殆どが放置・廃棄されている稲わらを原料として、100円/L以下の製造原価でエタノールを生産する総合技術を開発することを目指しています。効率的な水熱・糖化酵素処理による前処理技術や、非増殖依存型バイオプロセス(RITEバイオプロセス)による発酵技術等を活用した技術開発を進めています。

稲わらからの高効率エタノール生産プロセス

>稲わらからの高効率エタノール生産プロセス

水熱・酵素糖化・発酵によるエタノール生産技術

水熱・酵素糖化・発酵によるエタノール生産技術

環境負荷が低く経済的なバイオエタノール生産技術確立を目指し、稲わらに適した水熱、酵素糖化、発酵法について基盤技術の研究開発を行い、当該システムの経済性を検討します。