平成20年度 研究成果報告
稲わら変換総合技術の開発
(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)・バイオ研究グループ
(独)産業技術総合研究所(AIST)・バイオマス研究センター

稲わらからの高効率エタノール生産プロセスの開発
稲わら水熱・酵素糖化・エタノール発酵基盤技術研究開発
概要
地球温暖化防止への取り組みとして、バイオエタノールの燃料としての利用は、二酸化炭素排出量削減に有効であり、極めて重要である。またわが国において、稲わら等を原料として使用することには、食料・飼料等の原料と競合しない、バイオマス量が比較的多い等の重要な意義がある。本研究チームは、稲わらを原料として、100円/L以下の製造原価でエタノールを生産する技術を開発する。そのために有力な二通りの技術、水熱処理・酵素糖化技術及びRITEバイオプロセスを活用したアプローチにより、目標の達成を目指す。
稲わらからの高効率エタノール生産プロセス
水熱・酵素糖化・発酵によるエタノール生産技術
【研究内容】
環境負荷が低く経済的なバイオエタノール生産技術確立を目指し、稲わらに適した水熱、酵素糖化、発酵法について基盤技術の研究開発を行い、当該システムの経済性を検討する。

ディスクミル

遺伝子組み換え酵母

糸状菌アクレモニウム