平成20年度 研究成果報告
バイオエタノール生産のための亜臨界水処理を用いた木質バイオマスの効率的糖化技術の開発
(独)森林総合研究所 木材改質研究領域機能化研究室
研究紹介

亜臨界水処理ベンチプラント
針葉樹材のスギだけでなく、広葉樹材など他の樹種の検討も含め、使用水量の削減等による糖生産コスト削減を検討

樹種による最適化処理条件の検討

ミズナラ・ヤナギ(広葉樹)はスギ(針葉樹)と比較して
- 処理時間が短縮→亜臨界水使用量の削減
- 糖収率の向上→原料費の削減
木材糖化処理に必要なエネルギー・コストを大幅削減

亜臨界水処理は、スギだけでなく、広葉樹未利用材の発生量が多い地域における中小規模のプラント化に適している(地域の活性化にも貢献)

図 全糖類生成量の経時変化比較
(処理条件:300℃、15MPa、木粉300g)


図 糖収率の比較