平成20年度 研究成果報告
アルコール発酵残渣の好気的発酵の開発による有効利用
北海道大学大学院農学研究院

研究内容
【研究成果】
極寒地の冬でも発酵できる残渣処理システムを開発し、最後までエネルギー回収し、コンポストは圃場に還元するリサイクルの最後の輪を結んだ。
発酵残渣の有効利用への工程 | 研究成果 | |
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バイオエタノール発酵残渣 (ジャガイモ、甜菜、および米・麦(粒、茎)) ![]() |
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脱水(70%まで) | ||
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低温発酵スターターを開発 →極寒の冬季でも発酵可能 (半地下などで保温し、好気発酵可能な施設) |
<4種の微生物を単離同定>
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好気発酵 | ||
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発酵熱発生 | 獲得した熱エネルギー | → 68MJ/t脱水残渣 |
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低水分コンポスト![]() |
水分7〜10% | 低い搬送コスト、完熟コンポスト 肥料基準合格 |
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圃場へ散布(リサイクル) |
作物生育向上 (ジャガイモ、キャベツ) ![]() |