ホーム > 農業環境変動研究センター > 気候変動対応プログラム(2011-2016)
2013年07月18日
日本の夏季は高温多湿であり、高温環境下での高湿度は生産性へ負の影響をもたらす大きな要因の一つと考えられます。そこで、育成牛(離乳してから初めての分娩を迎えるまでのウシのこと)を相対湿度60%あるいは80%の高温環境下で飼養し、高湿度が育成牛の生産性に及ぼす影響を検討しました。
2013年07月17日
家畜飼料中のアミノ酸バランスを整えた低蛋白質飼料を給与することで、生産性を損なわずに、従来飼料に比べてふん尿中の窒素排出量が低下し、家畜排せつ物からの一酸化二窒素発生を抑制できます。
2013年07月16日
家畜排せつ物の管理・処理過程から発生する温室効果ガス (GHG)は、畜産排出の51%に達すると算定され、削減が求められています。しかし、家畜排せつ物は畜種や飼養形態などによって管理条件が多様であるため、技術改善によるGHG削減は容易ではありません。
2013年07月01日
牛、緬羊、山羊などの反すう家畜の第一胃内には嫌気性微生物が多数生息し、摂取飼料を分解して、家畜の栄養源である代謝産物を生産します。その際、温室効果ガスのメタンが産生しますが、メタンは摂取飼料のエネルギーの一部であることから、牛のメタン抑制を図ることは温室効果ガスの低減とともに飼料のエネルギー利用効率の改善に繋がります。
暑熱環境下の家畜の繁殖成績低下には酸化ストレスが大きく関与すると言われます。紫黒米はアントシアニン等の抗酸化成分を含みますが、豚が有効に利用できるかは不明でした。
本測定システムは、貯留槽内の液状ふん尿(スラリー)上に浮かべて発生ガスを採取するためのチャンバー、定量換気を行うブロアと、測定機器(換気量とガス濃度)から構成されています。