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外来植物のリスク評価と蔓延防止策  
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■Q&A

 

公開セミナー(第三回)

公開セミナー(第三回)の質問Qの一覧です。 質問内容をクリックすると回答Aを表示します。

園芸植物園と外来生物法
Q1 法律の徹底について、これは環境省の管轄になると思うのですが、行政機構では本当はどんな形でやらなければいけないのか。愛好家その他は関心があるわけですが、植物園や動物園や学会にどこまで関心があったのか。最近は経済産業省が古い家電製品等で徹底していない問題がありましたが、やはり形骸化した政府の共通点があると思います。その辺を分かる範囲で教えてください。
Q2 法律を作る霞ヶ関の人は、現場の意見は全然聞かないで作ってしまうという体質がやはりあるのでしょうか。個人的な見解でも結構ですが。
アゾラの問題あれこれ
Q1 私が住む茨城県はレンコン栽培が日本一ですが、アゾラが水面を覆ってしまうと水温が非常に低下して、レンコンの収量が半分ぐらいになってしまいます。岡山県や沖縄県など比較的温かいところでは問題にならないかもしれませんが、その辺はどう考えていけばいいですか。
Q2 レンコンはもともと熱帯の植物で、茨城県はその北限に近く、しかも生産量は非常に多いところです。レンコンは太陽の光を浴び、水温が上がると収量が取れるのですが、アゾラがいちばん生育するのも夏場で、実際測ってみるとアゾラがない水田と4℃ぐらい違い、そこで圧倒的に差がつくのです。ですから、そういう作物を栽培しているところではアゾラは適切に防除し、ほかの場所でアゾラを守っていくような管理のほうがいいと思うのですが。
外来植物シナダレスズメガヤの防除技術の開発を目指して
Q1 防草シートにポリプロピレンの不織布が使われているようですが、市販のものですか。利用後は分解されるのですか。
Q2 防草シートに種子を活着させる施工法は、工事費も含めて平米当たりどれぐらい費用がかかりますか。
Q3 防草シートに播種する草種として、在来種を中心としたイネ科のシバ、ススキ、チガヤ、広葉のヨモギ、メドハギのほかに何が有望か、検討はされていますか。
例えば、こういう地域ならこういうものを使ったらいいというものが安く提供されれば、いろいろなところで使えるようになりますし、シナダレスズメガヤだけでなく、強害雑草やほかの外来植物など、いろいろな応用側面もあるのではないでしょうか。
Q4 シナダレスズメガヤが繁茂した法面の管理の状況・頻度と比べ、今新たに防草シートの苗で張りつけられたシバ、ススキ、チガヤ、ヨモギ、メドハギ等の在来草種が繁茂してくると、シナダレスズメガヤが生えていたときよりも頻繁に管理しなくてはいけない気もするのですが。
アレロパシーの強い外来植物、および有毒成分を含む外来植物
Q1 ニセアカシアの場合、とげがあるものを言っているのですか。とげがないものは関係ないのですか。農林省の四国農業試験場の松本先生だと思うのですが、昭和25年に四国中にとげなしニセアカシアを普及させ、それがたくさん残っているのです。
Q2 定量的でなく定性的でもいいのですが、形態学的な分類学上でアレロパシーの相対的な比較はできるのですか。私が気になっているのは、ある公園の小さな池に、半分はスイレンが密生し、半分はヒシで、当然ヒシは動きますが一緒になることはほとんどないのです。素人感覚ではヒシのほうがアレロパシーは強いと思うのですが、スイレンのほうがが強いのか。形態学的に外観上で評価できるものはないのですか。
Q3 強いものだけでなく、どんな草でも大なり小なりアレロパシーを持っているのか。また、いろいろな植物が群生する場合、アレロパシーを出してほかの植物を抑えながら自分の仲間の成長も促進することがあるのかどうか。事例があれば教えてください。
外来植物の利点と問題点
Q1 連作と輪作と作物障害には、どんな事例があって、どんな影響があるのですか。
Q2 600種ぐらいの種を実験され、最終的に開花までいった90種は、形質や種特性に何か共通性はありますか。
フリートーク「〜外来植物とどう対峙するか?〜」(会場からのご意見・質疑応答と討論)
Q1 アレロパシーの作用経路で、枝についている状態の葉からしみだす物質と、落ち葉からしみだす物質は異なるかどうか。落ち葉の場合に、物質は変化するのですか。
Q2 水際で外来植物をくい止めるとき、リスク評価が難しい。すべての植物のアレロパシーを解明してリスク評価をすることは、いつになったらできるのでしょうか。
Q3 植物と土壌の関係で、土地の形態を変化させてしまうと評価が難しいのではありませんか。
Q4 特定外来生物の有害性等の評価ができても、現実的に駆除することは可能でしょうか。
Q5 特定外来生物で爆発的な繁殖力を持っているものは、裏を返せばコントロールできるなら大変有用な植物ではないかと思うのですが、実際にうまく外来植物をコントロールして役に立った例はあるのでしょうか。
Q6 日本固有種を守る必要があるという理念ですが、天然記念物は必ず例外なく保護しなければいけないのでしょうか。「外来=悪」という図式になっていないでしょうか。
Q7 今回のアレロパシー効果は対植物でしたが、魚類や陸産貝類などにも影響はあるのではないでしょうか。
Q8 外来と帰化、在来と自生、侵入と移入、いろいろな用語を聞きますが、明確な使い分けはありますか。
Q9 外来種の日本への持ち込みに関して、特定外来生物種に指定されたものと同属のものは、種が証明されないと持ち込むことができません。しかし、園芸の分野では新しいものの導入が必要と考えており、ぜひ弾力的にしてほしいと望んでいるのですが、どのようにお考えですか。
Q10 特定外来種の指定によって、新たな種が入ってくる可能性があるわけですが、この事態を防ぐにはどのような対策をとればよいでしょうか。
Q11 本題からはずれていますが、水生植物公園の開園時間と行き方を教えてください。
Q12 有機農法におけるアゾラの重要性の認識についておたずねします。
Q13 カモのふんの利用について教えてください。
Q14 アゾラの窒素固定の面は評価できると思いますが。
Q15 熊本の江津湖でもホテイアオイ、ボタンウキクサ等々が生えています。環境変化、富栄養化等々がありますが、そこに生えている植物を利用しなくなったことが最大の問題ではないでしょうか。常に利用していれば植生を管理する人も生まれ、水系環境を維持できると思いますが、具体的にはどうすればいいのか分かりません。
Q16 外来種、帰化種、移入種、侵入種といった言葉がありますが、やはり使い分けたほうがよいのでしょうか。
Q17 ボタンウキクサが外来生物法で禁じられたことを知らない人がかなり多いので、園芸店などにポスターを張ったり紙を配布したりして皆が理解できる形で広報すれば、結果的に早く環境を守ることにつながるのではないでしょうか。
Q18 農業の水田景観で、雑草対策として利用されているセンチピートグラスは、外来植物防除法上、今後問題になることはないのでしょうか。
Q19 法面緑化のポピュラーな種であるウィーピングラブグラスの駆除方法などがあれば、詳しく教えてください。
Q20 外来植物の発生原因は何ですか。
Q21 外来種はどのように持ち込まれるのですか。
Q22 日本産の種子を外国で繁殖させる場合、どのようにすればいいですか。
Q23 会社設備等で結実するのを防除することができますか。
Q24 牧草類についての、今後の外来生物法について教えてください。
Q25 蔓延防止についても、何か取り組みはないのですか。
Q26 植物の呼称が地方によって非常にまちまちで、40年ぐらい古い学名もあるので、そういうものをひっくり返したらいいのですが、一般になかなかそうはできません。できたら、学名と標準的な和名があるとして、それに違った呼び名を羅列していただくと、現場においては非常にいいのです。これは全く関係ないのですが、ガンピなどの植物については、和名の場合、植物図鑑の中で信用できるものは一つもなく、コウゾ、ミツマタしかりです。特に外来種については我々は知識が乏しいので、ぜひお願いしたいと思っています。
Q27 外来植物について一応法律が制定されたのですが、果樹園、園芸植物では穂木・接木で、次々に新しいおいしい果樹を提供してくれていいのですが、10年するとウイルスでさっぱりだめになっています。次々そういう更新をしているところがありますが、外来植物といって、これほど政府が厳しくしなければならないのでしょうか。
Q28 道路脇の畦畔にあったヒガンバナをつぶしてしまったところ、これまでは鱗葉が枯れて、そこに雨が降るとその成分が流れて、法面の雑草の繁殖を発芽の段階である程度セーブすることがあったのですが、それがなくなり、道路管理上はいいのでしょうが、草刈りの労力が非常に要るようになりました。試験場のかたは3年くらいするとどこかへ栄転されてその仕事からはずれていくので、成果が上がらず、非常に疑問に思います。法面の研究は、10年ぐらいは1人の人を黙々とその部署でやらせていただきたい。次々にちぐはぐなことを言われ、畦畔のことだけで30年人生を無駄にしたので、ぜひお願いしたいと思います。
Q29 今回のプロジェクトの目的の中に、リスク評価の開発と要注意植物の選定がありますが、要注意植物と選定されると、評価の対象というか、今後挙げられる植物の対象の一助となるのでしょうか。
Q30 岸田先生に質問したいのですが、在来種のアカウキクサとオオアカウキクサは、現在でもアゾラ・カモ農法の中で使っているのでしょうか。
Q31 クリスタータはどうもまかりならぬという話になっているそうですが、在来種に比べてアゾラ・カモ農法の中で利用しやすい点はあったのでしょうか。
Q32 本プロジェクトの成果を現場サイドでどのように活用していきたいとお考えですか。さらに、外来生物法の制定、またその後の行政側の広報活動に対して何が提言できるのでしょうか。

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