[ 農業生物資源研究所トップページ ] [ プレスリリースリスト ] 研究成果AGOファミリーに属するMEL1蛋白質は、RNAに直接結合して、遺伝子の発現を抑制することが予想されます。しかし、そのターゲットとなるmRNAの種類は、未だ不明です。今後は、マイクロアレイなど、遺伝子発現を網羅的に解析できる手法を用いて、正常型と比較して突然変異体で発現が顕著に変化している遺伝子を調べることで、MEL1のターゲットmRNAを絞り込む予定です。今回の研究成果は、穀類の種子生産の原点とも言える生殖始原細胞の成立過程に、小さなRNA分子を介した遺伝子発現抑制機構が関与することを示唆するものであり、穀類の生殖システム、そして生殖に関わる各種のストレス障害などを克服するための基礎情報を得られることが期待できます。 用語説明減数分裂 [ 農業生物資源研究所トップページ ] [ プレスリリースリスト ] |