平成19年度 研究成果報告
草本系バイオマス変換のための効率的発酵技術の開発
概要
草本系バイオマスを前処理・糖化してできる糖液には、原料、薬液に由来する、 または二次的に生成した、様々な物質が混入します。その中には、発酵工程を
阻害し、エタノール変換効率を低下させるような因子も知られています。我々は、 エタノール発酵効率を解析するために、300 μL程度の少量の培養液を用いて
発酵効率を評価できるシステムを構築し、データ解析を進めています。 また、非組換え酵母を用いて、バイオマス由来のグルコースやキシロースなどを効率的に発酵するための技術開発や性能評価を行っています。
微小(300 μL)スケールでのエタノール発酵効率解析系

バイオエタノール製造用ファーメンターによる発酵試験
