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バイオ燃料変換技術研究開発

農研機構
バイオマス研究センター
食品総合研究所

平成20年度 研究成果報告

草本系バイオマスの糖化に最適な物理的前処理技術の開発と併用可能性の検討

(独)農研機構 食品総合研究所 食品工学研究領域 製造工学ユニット
(独)農研機構 食品総合研究所 食品素材科学研究領域 糖質素材ユニット

区切り線

研究紹介

草本系バイオマスを粉砕することで・・・

薬液の浸透や酵素の反応速度の向上が期待できる。

粉砕することで・・・

サイズが小さくなったり、その構造が破壊されることになるが
エネルギー利用について考えなければならない。

粉砕方法が異なる微粉砕装置を用いて稲わら1kg粉砕物当たりの粉砕コストを評価した。

グラインダー
グラインダー

・上下の砥石間を変化させた。
砥石間(μm) コスト(円/kg)
100 2.81
500 1.62
1000 1.14
3000 0.850
5000 0.594

ハンマーミル
ハンマーミル

・出口の口径サイズを変化させた。
サイズ(mm) コスト(円/kg)
1.0 8.05
2.0 3.13
3.0 2.58
4.0 2.69
5.0 2.50

シャークミル
シャークミル

・出口の口径サイズを変化させた。
サイズ(mm) コスト(円/kg)
1.0 4.29
2.0 3.37
3.0 2.32
4.0 1.76
5.0 2.12

砥石間を広くし、出口サイズを大きくしたことで粉砕コストは低減した。