平成20年度 研究成果報告
セルラーゼのオンサイト生産技術の確立
日本大学 生物資源科学部 農芸化学科

概要
バイオマス分解のためのセルラーゼ生産菌
(Trichoderma reesei ATCC66589)
酵素; Cellilase,β-Glucosidase…etc
培地・培養条件の検討
ゲノム・ポストゲノム技術の導入
- T.reesei ATCC 66589を用いて、各種C源(単糖・オリゴ糖・糖アルコール)とセルラーゼの生産性を検討し結果、特異的に誘導生産性を示すC源は見あたらず、アビセルがもっと良好な結果であることを確認した。
- アビセルをC源としたフラスコ回分培養によって、市販酵素剤に匹敵する非活性(CMCase,7700U/g)を得た。また、この時の培養濾液の酵素力価は200U/mLであった。
- 不均衡変異導入法によるセルラーゼ生産性、セルラーゼ機能改変を目的として、T.reesei ATCC 66589の培養菌体由来ゲノムDNAより、DNA polymerase delta周辺の配列薬8kbを取得した。