
農業生物先端ゲノム研究センター
家畜ゲノム研究ユニット
- トピック1
- ブタのゲノム及び遺伝子配列の解読に成功
2012年11月12日のプレスリリース
平成24年度の主な研究成果
生物研ニュース No.47 研究トピックス
- トピック2
- ブタの椎骨数遺伝子の単離と遺伝子診断を用いた枝肉生産技術
平成24年度の主な研究成果
生物研ニュース No.49 研究トピック
- トピック3
- ブタゲノム情報を活用した優良種豚の造成
トピック 3 |
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ブタゲノム情報を活用した優良種豚の造成
肉質などの形質と、ゲノム上に配置した遺伝子マーカーを用いた遺伝解析により、「肉のやわらかさ」や「筋肉内脂肪含量(霜降り)」などの肉質に関与するゲノム領域を単離し、その領域について遺伝子マーカーを用いた選抜を行うことにより、新たな種豚集団を造成することに成功しました。既に、これらの種豚を利用した豚肉の生産が始まっています。
- フジキンカの造成
第2染色体に見つかった金華豚の「肉のやわらかさ」に関するゲノム領域を、 遺伝子マーカーを用いてデュロック種に導入しました。
- 金華豚の遺伝子の導入により、フジキンカの肉は一般豚肉よりも柔らかくなります。
- ボーノブラウンの造成
デュロック種において第7及び第14染色体に見つかった「霜降り」に関する2つのゲノム領域を、遺伝子マーカーを用いて固定しました。
- ボーノブラウンは「霜降り」の割合が一般豚肉の約2倍になります。