農業技術革新工学研究センター

労働衛生ユニット

農業用パワーアシストスーツ評価技術の開発
農業用のパワーアシストスーツの評価試験方法の確立に取り組んでいます。

労働衛生ユニットは、健康で快適な農作業の実現を目指して、研究開発に取り組んでいます。作業者の体に装着して筋力を補助するパワーアシストスーツの改良を支援するために、「性能」、「安全」、「負担軽減効果」の観点から評価手法の開発を行っています。また、野菜の収穫作業などでは、ひざまずいたり、しゃがんだりすることが多く、膝、腰などが疲れたり、痛みを感じることがあります。これらの負担を軽減するサポート器具の開発に取り組んでいます。

さらに、安全検査部と協力して、歩行用トラクタによる挟まれ事故などの低減や被害軽減のために、作業時の機械挙動を詳細に解析するとともに、安全装置の開発・改良の研究を行っています。また、ロボットトラクタなどの車両系ロボット農機の改良・実用化を支援するために、農業機械メーカ、行政などと連携し、安全装置(ハードウェア)と使用者訓練(ソフトウェア)など両面から安全要件を研究しています。

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スイカつる引き作業用イスの開発
スイカのトンネル栽培におけるつる引き作業のひざまづき姿勢による脚への負担を軽減するイスです。
車両系農作業ロボットの安全要件の検討
これから普及が期待されているロボットトラクタなどの安全装置や安全使用するために必要な要件を検討しています。

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