先輩インタビュー

一般職 (試験区分:技術支援系(農場作業等))

2021年度採用

管理本部技術支援部
西日本技術支援センター西日本第3業務科

F.D. 鹿児島県立農業大学校

肉用牛生産に関わる研究支援業務、粗飼料生産および育成牛の飼養管理

肉用牛生産に関わる研究支援業務では、現地実証試験の補助やシンポジウムの場での技術普及活動を行っています。外部の方に対して、説明・実演を行うため緊張はしますが、農研機構の技術普及に貢献することができ、やりがいと面白さを感じています。色々な方々との交流を通じて、新たな発見があったり、新鮮な気持ちになることもできます。また、粗飼料生産では、品種によっての播種時期の違い、施肥量、機械の操作方法など覚えることが多く大変ですし、育成牛の飼養管理では、週末勤務や夜間の分娩監視など動物の面倒をみる責任の重大さを感じることも多いです。しかし、技術普及活動と同様に、新たな発見ができることもあり、毎日とても楽しく過ごしています。

仕事をしていて、一番嬉しかったこと

研究支援業務の一つとして、最新フレールモアを用いた荒廃農地再生の現地実証試験補助を行っているのですが、地形が分からないほど荒れ果てている現場が多く、機械の操作を誤れば故障に繋がることもあります。初めは操作に不慣れで機械を故障させてしまったり、期限内に目標の範囲の作業が終わらなかったりと、上手くいかない事が多く悩むことがありました。どうすれば上手くいくのか、機械の故障を減らせるか、作業が終わるたびに考え、実践を繰り返すうちに、自分だけの感覚やコツを掴むことができるようになりました。今では、期限内に作業範囲の目標を達成するだけではなく、プラスαまで出来るようになり、自信を持つことができました。それが、仕事をしていて一番嬉しかったことです。

農研機構を選んだ理由

実家は鹿児島県の離島で繫殖牛を飼育しており、私も幼い頃からよく手伝っていました。初めは自分よりも大きな牛がとても怖かったのですが、手伝いを続けているうちに牛はとても穏やかな生き物だということが分かり、次第に牛が好きになって、将来は牛に携わる仕事に就こうと決意しました。その後、農業大学校に進学して、牛についての学びを深めていく中で、カリキュラムの一つとして農研機構職員の講義を聴く機会があり、そこで農研機構の存在を知りました。農研機構が行っている様々な研究や最先端の畜産技術についての説明を聞いているうちに、自分も畜産技術の改良に携わりたいという思いが芽生え、農研機構への就職を決めました。地元から遠く離れた寂しさはありますが、毎日が楽しくやりがいがあるので、農研機構に入って良かったなと思います。

現在、就職活動をしている学生にアドバイス

就職活動をする中で特に大事なのは、自分が好きなことに携わることができる仕事かどうかを見極めることだと思います。どんな仕事をしたいのか、迷っている方でも必ず趣味や好きなことがあるはずです。それを仕事にする事で、好きなことだから頑張れるようになるし、技術をもっと高めることもできるようになると思います。就職活動中には、なかなか思うようにはいかないこともあるかとは思いますが、自分を信じて、頑張ってください。

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