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乾燥に強くする - イネゲノムと未来 - 未来を切り拓くお米のチカラ - 新農業展開ゲノムプロジェクト

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トップページ問題を解決する乾燥に強くする

乾燥に強くする

乾燥に強いイネをつくる

最近は、地球温暖化によって雨が少なくなったと考えられる地域が世界中にあります。干あがってしまう可能性がある世界中の田んぼの面積を合計すると、何と日本中にある田んぼの面積の約14倍にもなります。

干ばつの恐れがある国や地域の田んぼでは、日本でふつうにとれるお米の半分以下の量しかお米がとれません。激しい干ばつに襲われた年には、まったく収穫できないこともあります。日本で栽培されているイネは、充分な水や肥料を与えられることを考えて作り出された品種ばかりなので、水を与える仕組みが十分に整っていない、干ばつに襲われている地域に持ち込んでもなかなか育ちません。

そこで、干ばつが起きやすい国・地域でも安定して米が収穫できるように、古くから育てられている品種や野生のイネの中から乾燥に強いものを選び、乾燥に強い遺伝子を探し出して、乾燥に弱い品種のイネに組み入れる研究が行われています。さらに、乾燥に強い遺伝子を、遺伝子組換え技術を使ってイネ以外の作物に導入し、より乾燥に強い作物を作り出す取り組みも進められています。

乾燥に強い遺伝子の研究

干ばつに耐えられるイネを開発するため、乾燥に強い遺伝子の研究が進められているんだ。その遺伝子をイネやそれ以外の作物にも組み込めるようになれば、大規模な干ばつが起きても必要な食料を確保できるようになるわけだね。

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