キク科の1年草、北アメリカ原産で種実を食用やヒマワリ油を取るために栽培されています。属名の「Helianthus」は太陽の花の意味です。日 本への渡来は、ヒマワリが記録に出てくるのが、江戸時代(1666)に出版された「絵入り百科事典」が最初で、寛文年間かそれ以前の頃と思われます。一般 に花と呼んでいるところは、小さな花がたくさん集まった頭状花序と呼ばれる部分です。花壇や切り花用に様々な品種が出ていますが、「ゴッホのひまわり」、 「モネのひまわり」、「マティスのひまわり」、「ゴーギャンのひまわり」等ヒマワリを描いた画家にちなんだ名前のヒマワリも販売されています。写真のヒマ ワリは、筒状花(芯の部分)が舌状花に代わった八重咲きと呼ばれる品種です。ゴッホも一重と八重のヒマワリを描いています。
photo: T. MUKAI