サクラソウ科の多年草、原産地は地中海地方です。冬の代表的な鉢花で、日本に渡来したのは明治中期頃です。和名の「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」 は、現地でその塊茎の形から「ブタのパン」を意味する言葉を訳したときに「まんじゅう」に変わりました。双子葉植物ですが発芽したときの現れる葉は1枚で す。市販されているシクラメンは開花時期を調整して11月ごろには開花させています。本来は、栽培品種のもとになった野生種C.persicum(ペルシ カム)の開花時期(2~4月)の頃になります。品種改良が進んだ今日では、花屋さんなどで、いろいろなタイプのシクラメンが販売されています。 私の知人で奥さんに毎年シクラメンの鉢植えを贈っている人がいます。なぜかしら私の方は、知り合いの奥さん達に鉢植えを送っています。
photo: T. MUKAI