花き研究所

花き病害図鑑

生理障害

ストック(アラセイトウ) アブラナ科 Matthiola incana

病徴写真

一見病害のように見えるが病害ではない。

表面のかびは二次的に発生したもの。

萎凋病を併発した茎割れ

茎割れ症状
病徴:

茎に割れ目が入り、付近に黒色のかびが生える。

発生時期:

冬季

防除法:

ホウ素欠乏と寒害によって起こる。

備考:

欠乏圃場での作付け前処理の基準としては、10aあたり1kgのホウ砂の施用することで改善できるが、微量要素なので、硼素過剰症に注意する。このため、牛糞や豚糞堆肥などの施肥で対応する。

記述者:

築尾嘉章(花き研)

記載日: 2012年12月12日

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