Botrytis blight(糸状菌)
植物名: | アスター(エゾギク、翠菊) キク科 Callistephus chinensis | |||||||
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病原菌: | Botrytis cinerea | |||||||
病徴写真 | ||||||||
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病原菌写真 | ||||||||
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病徴: | 低温、過湿の状態が続くと茎、葉や花こう、花に発生しやすい。葉では褐色輪紋状を呈し、灰褐色のかびを生じる。花こう、花でははじめ水浸状、褐色腐敗し、その後病斑上に灰褐色のかびを生じる。茎に生じた場合は、発病部から上は立ち枯れる。 |
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発生時期: | 発生適温は20°C前後、東北地方では夏期 |
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発生場所: | 施設 |
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防除法: | 過湿を避け、ほ場全体にマルチをする。ハウス内が夕方にモヤがかかり、早朝に水滴がビニルから落ちるような条件で多発しやすい。灌水に注意し、加湿状態が 続く時期は加温を行って湿度を下げる。生育が過繁茂となるような施肥や灌水は発病を助長しやすいので、密植を避け、下葉をかき通風をよくする。咲き終わっ た花こうは取り除き、施設外へ持ち出して処分する。 |
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備考: | 病原菌は極めて多犯性である。 |
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文献: | 上住 泰・西村十郎:原色花の病害虫154,1975 |
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外部サイト: | ||||||||
記述者: | 植松・田中千華(千葉県暖地園試),菅原敬(山形県庄内産地研究室) |
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記載日: | 2012年1月23日 |