花き研究所

花き病害図鑑

斑点病(ハンテンビョウ)

Leaf spot(糸状菌)

植物名: アスター(エゾギク、翠菊) キク科 Callistephus chinensis
病原菌: Septoria callistephi
病徴:

生育後期から茎葉に発生する。小さな不成形の褐色の斑点で、やがてやや円形で褐色の大きな斑点となる。下葉から発生し、激しいとたくさんの病斑が上葉にも形成される。

防除法:

雨滴などによる分生子の飛散によって伝搬するため、頭上からの灌水をひかえる。また、植物残渣とともに土壌中で生存し、翌年の伝染源となるため、残渣は丁寧に抜き取り処分する。定期的に薬剤を散布する。

文献:

中村寿夫:病虫雑13(5):292,1926(大15) ,堀正太郎:実際園芸3(4):427,1927(昭2)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

田中千華(千葉県暖地園研環境研)

記載日: 2012年2月2日

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