花き研究所

花き病害図鑑

灰色かび病(ハイイロカビビョウ)

Gray mold(糸状菌)

植物名: アスチルベ ユキノシタ科 Astilbe arendsii
病原菌: Botrytis cinerea
病徴写真

花穂の褐色腐敗

花穂の枯死
病徴:

葉および花穂に発生する。葉では葉縁部から感染し、褐色で不正形の病斑が生ずる。病斑が進むと葉縁から巻き上がる症状となる。花穂では褐色の病斑が形成される。病斑は花穂の一部に留まる場合もあるが、全体に病斑が見られる場合や花穂が展開しない場合もある。激しく発病すると花茎に病斑が進展する。発病花は商品価値を失うため、被害は大きい。

発生時期:

7~10月

発生場所:

露地

文献:

堀田治邦:日植病報60(6):792,1994

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

木口忠彦(道花野セ)

記載日: 2008年11月5日

研究センター