花き研究所

花き病害図鑑

黄化えそ病(オウカエソビョウ)

Spotted wilt(ウイルス)

植物名: インパチエンス(アフリカホウセンカ、ニューギニアインパチエンス) ツリフネソウ科 Impatiens spp.
病原菌: Tomato spotted wilt virus
病徴写真

葉に形成された同心円紋病斑
病徴:

新葉に不定形の壊死、またはえそ輪紋斑が生じ、特に症状の激しい株では頂部えそとともに萎縮し、落葉も認められる。

備考:

アザミウマ類によって媒介される。土壌伝染、種子伝染はしない。また、汁液伝染もほとんどないので、栽培管理による伝染の心配はない。ピーマン、シシトウ、トマト、ナス、ネギ、タバコ、ダリア、ヒオオギ、 キク等で自然発生が認められている。

文献:

河野敏郎ら:日植病報 65(6):651, 1999 ,  河野敏郎ら:関東東山病虫研報48: 101 (2001)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章

記載日: 2011年8月4日

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