花き研究所

花き病害図鑑

萎黄病(イオウビョウ)

(原生生物)

植物名: ホワイトレースフラワー セリ科 Ammi majus
病原菌: Phytoplasma
病徴写真

新葉が細くなって叢生する。

新葉の叢生と葉の黄化が顕著。
病徴:

新葉は淡黄色で、細くなってそう生し、成葉は黄褐色になる。そのためほ場を眺めたとき、発病株は株全体が黄色いのでそれとわかる。症状が進むと株は枯れる。

発生場所:

施設

防除法:

ほ場周辺に生育するセリ、カヤツリグサ、タネツケバナ、アゼナ、などの雑草が伝染源である。ヒメフタテンヨコバイが媒介する。雑草は抜き取り、施設の開口部は寒冷しゃ被覆して媒介昆虫の侵入を防ぐ。

文献:

加藤昭輔ら:日植病報 57(1):75, 1991

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

植松清次(千葉県暖地園研環境研)

記載日: 2012年12月19日

研究センター