花き研究所

花き病害図鑑

灰色かび病(ハイイロカビビョウ)

Gray mold(糸状菌)

植物名: ブロワリア(タイリンルリマガリバナ) ナス科 Browallia speciosa
病原菌: Botrytis cinerea
病徴写真

花弁に白色小斑点を生じ、やがて水浸状、褐色に軟化腐敗する。

初期病徴。

茎葉では罹病した花の残渣が付着した場所からの発病が多い。
病原菌写真

分離菌の菌叢。

分離菌の分生子柄および分生子。

分生子の表面構造。
病徴:

花弁に白色小斑点を生じ、やがて水浸状,褐色に軟化腐敗する。茎葉では罹病した花器の残渣が付着した部位から発病することが多く、暗緑色~褐色の水浸状病斑が出現し拡大する。

発生時期:

6月(梅雨期)

防除法:

花弁からの発病が多いので、開花後の花器は速やかに摘み取る。

文献:

菅原敬ら:日植病報73:177(2007)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

菅原敬(山形県庄内産地研究室)

記載日: 2009年1月29日

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