花き研究所

花き病害図鑑

うどんこ病(ウドンコビョウ)

Powdery mildew(糸状菌)

植物名: ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) ミズキ科 Cornus florida
病原菌: Erysiphe pulchra,旧属名Microsphaera
病徴写真

葉に白色の菌叢を生じる。罹病葉はよじれたり波打ったりして奇形となる。

症状は新葉で特に激しくなる。

菌叢が喪失しても、その痕が紫褐色に残る。 秋季には病原菌の閉子のう殻を多数形成する .
病原菌写真

病原菌の閉子のう殻。付属糸先端は規則的に二又分岐する。
病徴:

初め、新葉に白色でやや盛り上がった菌叢を生じる。菌叢はすぐに葉全面に薄く拡大し、樹全体に発生する。病葉は奇形となるが、盛夏期には菌叢が目立たなくなる。秋季には病葉上に閉子のう殻を多数形成する。

発生時期:

5月

発生場所:

露地

文献:

大谷吉雄:日本菌類誌3(2):224,1988

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

星 秀男(東京都農林総合研究センター)

記載日: 2009年3月5日

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