花き研究所

花き病害図鑑

すす病(ススビョウ)

Black mildew(糸状菌)

植物名: ヒイラギ(柊) モクセイ科 Osmanthus heterophyllus
病原菌: Meliola butleri, Meliola osmanthi
病徴写真

黒い幕のように葉洗面を覆う本病、一部はがれている。菌は葉の表面を覆うのみ。

葉の表裏に黒い幕のようにかびが生える。

本病の発生状況。
病徴:

葉や枝、果実等に発生。アブラムシ、カイガラムシが排泄した甘露に発生する。表面のみに存在するが、黒色を呈するため葉の光合成を抑制し、植物体を衰弱させ。

発生時期:

アブラムシ、カイガラムシの発生時期

防除法:

アブラムシ対策を行う

備考:

写真はシナヒイラギで発生したも。

文献:

安田 篤:植物学各論隠花部:360, 1911 南部信方:植物学雑 18(203):2, 1904 ,  原 攝祐:菌類 1(2):13, 1931 山本和大郎:台湾博物学会報 30(200/201):155, 1940 Katumoto, K.:Journ. Jap. Bot. 36(11):376, 1961

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章(花き研)

記載日: 2012年5月2日

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