花き研究所

花き病害図鑑

株腐病(カブグサレビョウ)

Foot rot(糸状菌)

植物名: カラー(オランダカイウ、キバナカイウ) サトイモ科 Zantedeschia
病原菌: Rhizoctonia solani AG2-2 IIIB
病徴写真

連続した坪枯れ症状。

株もとを掘ってみると葉柄基部に褐変がみられる。

湿度の高い時は株元にくもの巣状の気中菌糸がみられる。

地際部を中心に病斑が上下に拡大し病斑より上部が枯れる。
病徴:

地際部の葉柄が外葉から順に水浸状の病斑ができ黄化・倒伏する。このため地上部の生育が衰え株が小さくなりやがて枯死する。このため坪枯れ状態となる。株間の湿度が高い場合はくもの巣状の菌糸が見えることがある。

発生時期:

夏季

発生場所:

露地

文献:

多賀由美子ら:北陸病虫研報46:71,1998

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章(花き研)

記載日: 2012年2月21日

研究センター