花き研究所

花き病害図鑑

根腐病(ネグサレビョウ)

Root rot(糸状菌)

植物名: カンパニュラ(フウリンソウ、カンパネラ) キキョウ科 Campanula spp.
病原菌: Ceratobasidium sp.,Rhizoctonia solani
病徴写真

株が生気を失い枯死する。下葉はほとんど枯れている。

地際部を中心に褐変部が拡がり枯死する。

左:発病株、右:左株と同時に植えた健全株

接種による病原性の再現。左:接種、右:無接種
病徴:

株が生気を失い枯れる。このような株を抜いてみると地際部付近を中心に褐変が起こっている。

発生時期:

夏季高温時

発生場所:

露地

備考:

病原菌は多核と2核の2種類のRhizoctoniaであるが、外観からは判別できない。

文献:

瀧元清透:花卉及温室作物の病害:119,1939(昭14) 成田武四:北海道における農作物病害:199,1977

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章

記載日: 2012年3月13日

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