花き研究所

花き病害図鑑

さび病(サビビョウ)

Rust(糸状菌)

植物名: カンナ カンナ科 Canna spp.
病原菌: Puccinia thaliae
病徴写真
病徴:

葉や葉柄の両面に退色円形病斑が現れ、その内側に黄~橙色粉状の小斑が密生する。のちにこの小斑の周囲に黒褐色の小斑が現れることもある。しだいに病斑の多い部分から枯死斑が広がり、下位葉から枯れ上がる。

発生時期:

4~12月

発生場所:

露地

備考:

本菌は1955年沖縄県のダンドクCanna indica葉上に発生したのが国内初発生。その後1978年に沖縄本島でもハナカンナCanna generalisでの発生を確認。九州、四国、本州では未確認の模様。

文献:

佐藤昭二ら:日植病報45(4):543,1979

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

佐藤豊三(農業生物資源研究所)

記載日: 2012年3月13日

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