花き研究所

花き病害図鑑

さび病(サビビョウ)

Rust(糸状菌)

植物名: カーネーション ナデシコ科 Dianthus caryophyllus
病原菌: Uromyces dianthi
病徴写真

褐色の盛り上がった病斑が形成される。病斑の周囲は少し退緑する。

大きく盛り上がった病斑、中央に亀裂が入り、中の胞子が露出する。
病徴:

葉や茎に生じる。はじめは小班点が形成され、やがて大きな褐色のやや凸状の斑点となる。斑点の形は不整形であるが、縦に細長いものや、やや湾曲したものが 認められる。小鳥か金魚の細長いふんが葉の上に乾いて付いているように見える。表皮が破れると胞子が露出し、褐色粉状の病斑となる。

発生時期:

西南暖地では秋と春に発生が多く、夏にはほとんど発生しない。

発生場所:

施設

防除法:

発生が認められたら早期に被害葉を取り去り、まん延を防ぐ。

文献:

今井四郎:病虫雑1(1):75,1914

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

植松清次(千葉県暖地園研環境研)

記載日: 2012年2月7日

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