花き研究所

花き病害図鑑

黒死病(コクシビョウ)

Black death(ウイルス)

植物名: クリスマスローズ(ヘレボラス、ヘレボルス) キンポウゲ科 Helleborus spp.
病原菌: Helleborus net necrosis virus
病徴写真

はじめは黒色の条線が葉脈に沿って現れ、ついで壊死が拡がる。

発病株、古い葉は既に枯死している。

葉柄にも黒色条線が現れる
病徴:

茎、葉、葉脈等に黒色条線が入る。花弁には黒色の斑点が入る。若い葉はわい化、萎縮する。激発すると株が枯死する。

発生時期:

7月

発生場所:

露地

備考:

本病は1990年代はじめ頃から欧州で発生し問題となっていた。

文献:

Shiraishi, T. et al.: J. Gen. Plant Pathol. 77(4):269, 2011

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章(花き研)

記載日: 2012年5月2日

研究センター