花き研究所

花き病害図鑑

茎腐病(クキグサレビョウ)

Stem rot(糸状菌)

植物名: クルクマ ショウガ科 Curcuma alismatifolia
病原菌: 1.binucleate Rhizoctonia AG-G,2.Rhizoctonia sp.
病徴写真
病徴:

はじめ地際部の葉や茎に不正形で褐色の斑紋が生じ、または地際茎が水浸状となり、やがて大型の褐色病斑となる。茎の腐敗は表皮から内部へ進み、後期には株全体が萎凋・枯死する。

発生時期:

初夏

発生場所:

施設

防除法:

発病地の球根は使用せず、更新する。土壌消毒を実施する。

備考:

本病には2種類のリゾクトニアが関わり、病原性はAG-Gが強い。この他、ITS配列はAG-Fと類似する2核 Rhizoctonia が分離されている。

文献:

鈴木幹彦ら:日植病報 75(1):72, 2009

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

鈴木幹彦(静岡農林研)

記載日: 2011年12月20日

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