花き研究所

花き病害図鑑

うどんこ病(ウドンコビョウ)

Powdery mildew(糸状菌)

植物名: ガーベラ キク科 Gerbera spp.及び種間雑種
病原菌: Podosphaera xanthii,旧学名:Sphaerotheca fusca
病徴写真

葉に発生した菌そう

菌叢部分の拡大。

激発状態

初発

葉や花茎に白色粉状の厚い菌層を生じる。
病徴:

根出葉や花茎に発生する。白色~灰白色、粉状の菌そうを生じ、やがて拡大して表面を覆う。葉はしだいに生気を失い黄化する。発病により生育が抑制される。

発生時期:

春と秋

発生場所:

施設

備考:

病斑上に形成された分生子が風によって伝染し感染が広がる。旧名Sphaerotheca fuligineaは分生子の発芽管の形態からの判別で、完全時代は確認されていない。接種試験ではガーベラにのみ発病が認められる。

文献:

平田幸治:日植病報21(2-3):88,1956,我孫子和雄:日植病報40(2):115,1974

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

菅原敬(山形県庄内産地研究室)

記載日: 2012年3月13日

研究センター