花き研究所

花き病害図鑑

えそ輪紋病(エソリンモンビョウ)

(ウイルス)

植物名: ガーベラ キク科 Gerbera spp.及び種間雑種
病原菌: Tomato spotted wilt virus(TSWV)
病徴写真

葉に濃淡明瞭な年輪状の退色輪紋を多数形成する。

褐色のえそ輪紋を生じる場合もある。

株がわい化する。

株全体の緑が淡くなる。

花茎は伸長しても短く屈曲し、花弁は小型化、奇形となる。花色がまだらになることもある。
病徴:

葉の一部が褪色、黄化し、黄色の輪紋を多数生じる。輪紋はやがて褐変して葉全体が黄化、枯死する。花茎や花は褪化、奇形となる。

発生時期:

初夏~秋

発生場所:

施設

防除法:

ミカンキイロアザミウマにより媒介されるため、ミカンキイロアザミウマの侵入を防止し、防除を行う。発病株は早期に抜き取り処分する。

文献:

加藤公彦ら:日植病報62(6):614,1996

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

鈴木幹彦(静岡農林研)

記載日: 2012年3月13日

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