花き研究所

花き病害図鑑

斑点細菌病(ハンテンサイキンビョウ)

Bacterial blight(細菌)

植物名: ガーベラ キク科 Gerbera spp.及び種間雑種
病原菌: Pseudomonas cichorii
病徴:

最初に暗色の水浸状斑点が形成され、後に拡大してハローを伴う褐色の円形ないし不整形の病斑となる。葉縁部に形成された病斑は葉脈に沿って進展する。最後は病斑部の葉肉が消失し、灰白色の紙状になる。

発生時期:

冬から春にかけて、過湿の状態が続くと葉に発生する。

発生場所:

施設

防除法:

過湿をさける。多かん水を控え、かん水は株元にかからないようにする。朝かん水をし、水滴がいつまでも植物体上に残っていないようにする。過繁茂にしない。

文献:

河原林主一ら:日植病報50(3):421,1984,家村浩海・土屋行夫:関西病虫研報31:7,1989

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

植松清次(千葉県暖地園研環境研)

記載日: 2012年4月9日

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