花き研究所

花き病害図鑑

白絹病(シラキヌビョウ)

(糸状菌)

植物名: グロリオーサ イヌサフラン科 Gloriosa superba
病原菌: Sclerotium rolfsii
病徴:

始め地際部が褐変し、その後地上部は萎ちょうし、立ち枯れる。被害部やその付近の土壌に白い菌糸を生じるため、球根が白い菌糸で覆われた状態になる。やがて1~2mmの淡褐色の丸い菌核が形成される。

発生時期:

梅雨~初秋の高温期に多発。

発生場所:

施設

防除法:

土壌pHが高いと発生が助長される。石灰質資材を入れて、土壌pHを高く管理したい。

記述者:

植松清次(千葉県暖地園研環境研)

記載日: 2008年11月20日

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