花き研究所

花き病害図鑑

斑点病(ハンテンビョウ)

Leaf spot(糸状菌)

植物名: カランコエ(ベニベンケイ) ベンケイソウ科 Kalanchoe blossfeldiana
病原菌: Stemphylium lycopersici
病徴写真

下葉を中心に拡がる初期の斑点病斑。

病斑はやがて大型化する。葉縁の病斑は縁にそって拡大する傾向がある。

病勢が進展すると葉は黄化・枯死する。
病原菌写真

病原菌の分生子
病徴:

初め下位葉より葉裏に小褐点がまばらに生じ、徐々に円形に拡大し直径1~5mmの暗褐色枯死斑となる。病斑数の多い葉は早期黄化・枯死・落葉に至る。多湿条件下で病斑上に黒色ビロード状のかびが密生する。

発生時期:

4月

発生場所:

施設

備考:

本病菌はトマトにも病原性がある。

文献:

Tomioka K. et al.: Ann Phytopathol Soc Jpn 63:337-340,1997,佐藤豊三ら:日植病報62(6):631,1996 富岡啓介:近中四農研センター研報5:91,2005

記載日: 2012年3月13日

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