花き研究所

花き病害図鑑

葉枯線虫病(ハガレセンチュウビョウ)

(線形動物)

植物名: キク キク科 Chrysanthemum morifolium
病原菌: Aphelenchoides ritzemabosi ハガレセンチュウ,Aphelenchoides fragariae イチゴセンチュウ
病徴写真

葉脈に区切られた部分が黄化褐変する。一見、病害のように見える。
病徴:

下葉の一部が褐変し、しだいに上位葉に広がっていく。病斑は太い葉脈で明確に仕切られているのが特徴である。

備考:

土中のセンチュウが地面に触れた下葉や雨滴の跳ね返りで葉に付着し葉内に侵入する。

文献:

鏑木外岐雄:実際園芸13(増4):302,1932(昭7) 瀧元清透:花卉及温室作物の病害:53, 1939(昭14) 河村貞之助:園芸新知識12(11):4,1957,Fukushi, T. & Saito, H.:Trans. Tottori Soc. Agric. Sci. 2(1):45,1930(昭5) 堀 正太郎:実際園芸13(増4):140, 1932(昭7)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章

記載日: 2011年7月26日

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