花き研究所

花き病害図鑑

うどんこ病(ウドンコビョウ)

Powdery mildew(糸状菌)

植物名: キクイモ キク科 Helianthus tuberosus
病原菌: Oidium Reticuloidium亜属,Podosphaera xanthii (fusca),旧学名 Sphaerotheca fusca
病徴写真

全身の葉に白色粉状の厚い菌層を生じる。

葉に白色の菌そうを形成する。

被害株の症状
病原菌写真

病原菌はフィブロシン体を欠く。表生菌糸上に分生子柄を直立し、分生子を鎖生する。

分生子はレモン形~楕円形。

分生子の発芽管は直線的に伸長し、先端または中間部に付着器を生じる(Cichoracearum型)。
病徴:

初め葉の表面に白色の薄い菌叢を生じる。後に菌叢は厚くなり,葉の裏面にも発生する。病葉は先端から枯れ込み,株全体では下葉から枯れ上がる。

発生場所:

露地

文献:

星 秀男(東京都農林総合研究センター) ,  本間ヤス:北大農紀38(3):306,1937

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

星 秀男(東京都農林総合研究センター)

記載日: 2009年1月16日

研究センター