花き研究所

花き病害図鑑

葉枯病(ハガレビョウ)

Leaf spot(糸状菌)

植物名: キンギョソウ(スナップ) ゴマノハグサ科 Antirrhinum majus
病原菌: Phyllosticta antirrhini
病徴:

生育が進んだ段階で葉や茎に発生する。露地で発生しやすいが、施設栽培でも、多湿になったり、水滴の落ちやすい場所でしばしば発生する。はじめ蒼白色の小 はん点で病勢が進むと周囲が褐色で、中央部が灰白色の病はんとなる。古い病はんには黒いぶつぶつ(分生子殻)が散在することがある。

発生時期:

4月~6月

発生場所:

施設・露地

防除法:

わき芽が混み合うと、本病が多発しやすい。わき芽の整理を行い、株元や中段葉の通風を図る。

文献:

西門義一:病虫雑 6(12):1018,1919

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

植松清次(千葉県暖地園研環境研)

記載日: 2008年11月5日

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