花き研究所

花き病害図鑑

灰色かび病(ハイイロカビビョウ)

Gray mold(糸状菌)

植物名: メランポジューム キク科 Melampodium paludosum
病原菌: Botrytis cinerea
病徴写真

葉身の病徴。多量の分生子を生じる。

茎葉では罹病花弁の付着した場所から発病することが多い。

花の病徴。花弁、総苞が軟化腐敗し、分生子を生じる。

花弁の初期病徴。灰白色の小斑点を生じる。
病原菌写真

分離菌の菌叢。

分離菌の分生子。

分離菌の分生子表面構造。
病徴:

茎葉および花に発生する。葉では暗緑色~褐色のやや輪紋を伴った病斑を生じる。花では花弁に褪色斑を生じ、やがて花弁、総苞が軟化腐敗する。多湿時には患部にしばしば分生子を生じる。

発生時期:

5月

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

菅原敬(山形県庄内産地研究室)

記載日: 2008年11月18日

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