花き研究所

花き病害図鑑

立枯病(damping-off (糸状菌(鞭毛菌類)) )

ナデシコ類(ナデシコ) ナデシコ科 Dianthus spp.

植物名: Pythium myritylum
病徴写真

生育期に下葉から黄変、萎凋する

育苗中に立枯症状を発生した株
病原菌写真

造卵器および造精器
病徴:

苗に生気がなくなり、茎葉に萎れ症状が現れる。地際の茎に黄白色水浸状の病斑が認められ、軟化腐敗するとともに株全体が萎凋、枯死に至る。高温時に発生しやすい。

発生時期:

9-11月

発生場所:

施設

防除法:

罹病残渣や土壌中に残存した卵胞子により土壌伝染するので、健全な用土を用い、発病株は早期に処分する。灌水過多や排水不良により発病が助長される。

記述者:

岡田清嗣(大阪府環境農林水産総合研究所)

記載日: 2011年8月16日

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