Fusarium wilt(糸状菌)
植物名: | ナツシロギク(コシロギク、マトリカリア) キク科 Chrysanthemum parthenium | ||||
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病原菌: | Fusarium oxysporum f.sp. tanaceti | ||||
病徴写真 | |||||
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病徴: | 初め半身萎凋が現れ、進展すると根の張りが悪くなり、葉色も若干あせ、健全株に比べ生育不良となる。末期には萎凋枯死または開花しない等の症状を示す。なお発病株の維管束は褐変する。 |
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発生時期: | 6月頃 |
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発生場所: | 施設 |
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備考: | 連作圃場で発生。本菌は6種類のキク科植物(キク、アスター、レタス、ゴボウ、マリーゴールド、コスモス)への接種では病原性は確認されず、海外産キク萎 凋病菌f.sp.chrysanthemiはナツシロギクに病原性を示さなかったことから、新分化型と考えられf.sp.tanacetiが提案された。 |
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文献: | 松本 譲ら:日植病報 72(1):47, 2006,廣岡裕吏ら:日植病報 74(1):7, 2008 |
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外部サイト: | |||||
記述者: | 築尾嘉章(花き研) |
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記載日: | 2012年5月2日 |