花き研究所

花き病害図鑑

灰色かび病(ハイイロカビビョウ)

Gray mold(糸状菌)

植物名: ニチニチソウ(ビンカ) キヨウチクトウ科 Catharanthus roseus
病原菌: Botrytis cinerea
病徴写真

苗生産中の茎葉の発病

茎葉の混み合った場所で発病が多い。

ニューギニアインパチェンスの葉身での発病
病原菌写真

分離菌の分生子柄

分離菌の分生子

分生子表面のいぼ状突起
病徴:

茎葉に発生する。葉では淡褐色~濃褐色の類円形~不整形の病斑となる。茎では葉身から移行することが多く、ややくぼんだ周囲が濃褐色の病斑となる。病斑が茎を取り巻くと、罹病部は細くくびれ上部は萎凋枯死する。多湿条件下では、しばしば罹病部に灰褐色の分生子を生じる。

発生時期:

7月

文献:

高野喜八郎:北陸病虫研報 33:100, 1985

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

菅原敬(山形県庄内産地研究室)

記載日: 2008年11月15日

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